ソリューション株式会社の船越です。

今日は月末でゴールデンウィーク中ということもあり、お問い合わせが少なめになるかな?と予想していましたが、裁判所からのお申し込みを多くいただき、本当に感謝です。サンプル採取も全国の数カ所で実施されました。時々、採取時に当事者の方より、DNA親子鑑定といっしょに遺伝子検査も行えないかなどの質問をいただくことがあります。誠に申し訳ございませんが、当社では遺伝子検査は実施しておりません。DNA親子鑑定は、遺伝的体質が判明されるとされるDNA型部位を調べずに、ジャンクDNAといわれているまったく関係のない部位のDNA型の繰り返し回数を調べています。なりやすい体型や性格、病気の発症率などを示す遺伝子検査を行っている民間業者がありますが、当社では現在のところ、そのような遺伝子検査のサービスを行っておりません。まだ、それらの適合性や一致係数、発症率の統計データなどは、研究レベルや臨床検査の段階のものが多く、研究データの出所によりそれらの評価の仕方に大きな誤差が生じているものもあります。また、遺伝的体質の判明は、社会生活上で差別的な扱いを受ける可能性を否定できませんので、最も慎重な取扱いが必要であると考えます。今後、社会倫理上と遺伝子検査を受け入れる社会基盤が整い、その検査結果が有効利用されるようになれば、当社でも健全な遺伝子検査サービスをご提供できる日が訪れるかもしれません。

本日もお問い合わせやお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。