ソリューション株式会社の船越です。

DNA鑑定をする上でサンプル(試料)をご提供いただくことは欠かせません。

鑑定技術上、有効となり得るサンプルの種類をいくつか列挙します。

口腔粘膜細胞・・・いわゆる頬粘膜で、通常、綿棒などで頬の内側を擦って採取します。

毛髪・・・脱落した髪の毛や途中で切ったものは不可。直接引き抜いた毛根が目視できるもの。

たばこの吸い殻・・・たばこのフィルター部分。吸い方や保存状態による。

歯ブラシ・・・本人しか使用しないもの。

ひげそり痕・・・T字カミソリや電気シェーバーのひげそり痕。

へその緒・・・日本の風習として出産時に遺す乾燥したもの。

あくまでも、DNA鑑定に必要な正常かつ十分な量のDNAが抽出できる可能性のあるサンプルであって、なかなか抽出が難しい種類もあります。

また、DNA鑑定で最も重要なことは、「サンプルの客観性」です。そのサンプルが間違いなく本人のものなのかを如何にして立証できるかが大切です。

’子どもの髪の毛をハサミで切って持っているけど、DNA親子鑑定ができませんか?’などというお問い合わせをいただきますが、DNAの抽出の可能性が極めて低いことや「サンプルの客観性」が立証できないことから、希望とされる証拠書類としての鑑定書をお作りすることはできません。

親子関係などで悩まれましたら、お客様の問題解決のためのより良い方法を見つけるために、まずは鑑定会社にご相談をなさってください。そして、この会社なら!と感じていただけた会社で、納得のいくDNA鑑定をご利用くださることを願っております。

本日もお問い合わせやお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。