ソリューション株式会社の船越です。
昨日は、DNA鑑定を実施する場合は「サンプルの客観性」が重要なことを、ご本人確認の写真撮影に関して少しばかり説明させていただきました。今回は、サンプルの種類に関することです。当社では、原則、DNA鑑定に使用する被鑑定者のサンプルは、「口腔粘膜細胞」です。口腔内を専用綿棒で軽く擦り、お一人様4本採取いたします。ここでも重要なのが「サンプルの客観性」であって、すべてのDNA鑑定において、当社スタッフによって被鑑定者から直接採取させていただきます。よく、事前に取った毛髪や爪切り後の爪でDNA鑑定を希望なされる方がいらっしゃいますが、そのサンプルが本当に被鑑定者ご本人のものなのか当社で証明できませんのでお受けいたしかねます。また、毛髪や爪では、DNA鑑定の分析に必要な正常かつ十分な量のDNAが抽出できない可能性が非常に高く(口腔粘膜細胞は100%可能)、鑑定の実施自体が危ぶまれます。採取の方法、サンプルの種類、いずれもDNA鑑定の適切な利用を可能にするには重要な要素ですので、何とぞご理解下さい。