DNA鑑定のサンプルの客観性と利益関係、利益相反関係
DNA鑑定(親子鑑定)を実施する時に、非常に重要な要素となるのが「サンプルの客観性を如何にして証明するか」です。
DAN鑑定書に記載されている被鑑定者(当事者)から本当に採取されたサンプルで鑑定が行われたのか、算出された鑑定結果と利益相反関係に置かれている当事者であれば、そうお考えになりたくなることは理解するに難しくありません。鑑定に関わるすべての皆様が、作成されたDAN鑑定書の内容に十分に納得いくためにも、「サンプルの客観性」を分かりやすく立証することは、DNA鑑定会社の責務だと考えます。そのためにも、被鑑定者からサンプルを採取する採取者は、公平・中立な立場のものが行う必要があります。しかしながら、当社では、(大変恐縮ではございますが)弁護士やその他法律専門家の方に採取を任せることは一切しておりません。資格の性格上、公平・中立なお立場にあることは十分に理解しておりますが、被鑑定者が依頼人であることが多く、「利益関係」または「利益相反関係」にあるので、DNAサンプル採取はすべて当社の採取専門スタッフが行わせていただいております。疑いの生じる可能性をすべてぬぐい去ることこそが、DNA鑑定に求められる公平性であり中立性であると思います。何とぞご理解下さい。