ソリューション株式会社の船越です。
お問い合わせいただきましたご質問の中に、
「DNA鑑定で親子関係を否定する場合、DNA型の不一致箇所を2カ所以上で判断する鑑定会社がありますが、御社は3カ所以上ですが、違いはどこにあるのでしょうか?」
という内容のものがありました。
DNA親子鑑定を行う場合、親子関係を否定するポイントは、重要な要素です。全くの他人であったとしても、DNA型の偶然の一致はあっても、偶然の不一致は決してありません。しかし、本当の親子であったとしても、突然変異は必ずDNAのどこかの部位で出現しており、検査した部位にも観察される場合があり、その不一致の箇所が、他人なので必然の不一致なのか、血縁がある中での突然変異の観察なのかを見極めなければなりません。
突然変異は、そう簡単に起こるものではなく、その部位にもよりますが、5,000分の1~10,000分の1の確率で発生します。よって、それが検査箇所で観察される確率は、少なく見積もっても、2カ所であれば25,000,000分の1ですし、3カ所であれば125,000,000,000分の1となります。当社では、親子関係の否定をする場合、必ず3カ所以上のDNA型の不一致が観察されなければ判断いたしません。
このブログをご覧になられた方が、今後の鑑定会社ご選定の参考にしてくだされば嬉しい限りです。
本日もお問い合わせいただきありがとうございました。